■テレビや健康雑誌などのケースは…

 腰痛持ちの方は、テレビや健康雑誌などで「ちょっと揉んだり、治療をしただけで、長年悩まされた腰痛があっという間に治った」という番組や記事を見た人も多いはず。こうしたケースでは、関節のズレなどを直すことで痛みをなくすことが多いのだが、このような手技に長けた名医が『かただ整形外科』の片田重彦院長だ。その卓越した治療法に、全国から患者が押し寄せている。

「私が行っているのはAKA-博田法という治療法で、これは仙腸関節のズレを正常に戻すことで痛みを改善します」(片田院長)

 仙腸関節とは骨盤の中にある仙骨と腸骨の間の関節。ここの不具合によって多くの腰痛が起こることを発見した博田節夫医師によって広められ、現在は全国約60か所の病院やクリニックなどで取り入れられている。片田院長の著書『たった5分で9割の腰痛がよくなる本』(講談社)のタイトル通り、簡単なマッサージ療法でケロッと治る人も少なくないという。「腰痛は椎間板が原因と思われてましたが、実際、椎間板による腰痛は、それほど多くないと思います」

 こう話す片田院長によると、腰痛予防には、仕事でも家事でも、あるいはスポーツでも無理をしないことが重要だという。「無理をして動き続けると、腰に疲労が蓄積してしまうんですね。少しの疲労ならば、体が秘めた治癒力で治るんですが、それも一定値を超えると治らなくなってしまうんです」(前同)

 他方、大村院長に腰痛予防について聞くと、〈長い時間、同じ姿勢で作業や仕事をしないこと〉〈普段から姿勢に気をつけること〉〈ウォーキングなどを心掛けること〉を挙げた。「朝起きたときに、うつ伏せの姿勢で手を立てて背筋を反らせるプッシュアップや、体を左右に軽くひねる体操なども、腰にとてもいいエクササイズです」(前出の大村医師)

 日常動作はむろん、腰が元気で不安が解消されると、運動もできて、気持ちも行動も20歳若返ることと同然。腰痛に悩んでいる人は、今回、紹介した名医をぜひ受診してください!

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