■『男はつらいよ』でマドンナ役も

――それはごもっともです(笑)。ちなみにですが、榊原さんは『男はつらいよ』シリーズの第7作目『奮闘篇』でマドンナ役を演じていますが、あの映画に出ている男優陣の中で、松下さんの旦那さんにふさわしい方っていますか?

榊原  やっぱり、先生役を演じられた田中邦衛さんかな。私が好きなんです(笑)。

――田中さんの、どんなところがですか。

榊原  真面目なんですよね〜。で、すっごくあったかいの、みんなに気を配ってね。口には出さなくても優しさがにじみ出てくる……。そういうそぶりはまったく見せませんけどね。渥美清さんも、そうだったかな。

――松下さん、いかがですか?

松下  いいですよね〜。でも、そういう方にお会いしたことがないんですよ。

榊原  そりゃそうよ。今の若い男性は口ばっかりでそんなのいないわよ(笑)。

――厳しいですね(苦笑)。ちなみに松下さんのタイプといいますと?

松下  もうね、今となっては、もらってくれる人がいればという感じなんですけども……(苦笑)。

榊原  でも、好きな人がいたら、地球の果てまで追いかけて行くとかね、そういうことが一生に一度でもあると、人生はステキじゃないかって思うけどね。

――最後に松下さんのこれからを聞かせてください。

松下  今回、企画の段階から映画作りに携わらせてもらったんですが、私は製作のほうが向いているかもしれない……と思ったんです。なので、作る側で今回の続編みたいなものをやれたらなって思っています。

――一方、榊原さんは、もうすぐ古稀を迎えられますね。

榊原  そうなんですよね〜。だから、私はゆっくりして、面倒なことは娘にやってもらってね。

――松下さんを、けっこう当てにされているんですね。

榊原  そうなの。他人に迷惑をかけないように日々を楽しく過ごしていく……というのが一番の幸せにつながるんじゃないかなって。もっとも、自分が75歳になるぐらいまでのことしか考えていませんけどね(笑)。

――松下さんのプロデュースで榊原さん主演の映画……期待しています!

まつした・めぐみ 1981年1月16日、東京都生まれ。A型。T153。1993年、ドラマ『課長さんの厄年』でドラマデビュー。97年、映画『秋桜 COSMOS』で、映画初出演で初主演を果たす。以降、『ピーターパン』などの舞台をはじめとする多くの映画やドラマ、CMで活躍。

さかきばら・るみ 1951年3月5日、東京都生まれ。A型。T158。幼児期より雑誌モデルや女優として活動。映画やテレビなどで幅広く活躍。71年に放映された特撮ドラマ『帰ってきたウルトラマン』(TBS系)のヒロインや同年公開の映画『男はつらいよ 奮闘篇』のマドンナ役で全国区の人気者に。

あわせて読む:
・佐々木希、夏菜ら“ひなぎく会”メンバーに息子をお披露目

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4