■ビートたけしの離婚は…

 次は……ビートたけしの離婚をどう思うか? ボクは実に爽快なニュースだと思ったね(笑)。巷では(慰謝料が)100億円離婚、200億円離婚といわれてるけど、でも、たけちゃん、そんなに持ってるのかなぁ(笑)。もっとも、彼は監督した映画の著作権もあるし、立っているだけでもお金になる人だから。

 別れた奥さんは美人だし、いい人だし、今さら離婚しなくても、という意見もある。中には、「殿、ご乱心!」と見るムキもあるでしょう。でも、ここにきて糟糠の妻と別れたい、というたけちゃんの心境はボクも分からなくはないな。人生の新たな一歩を踏み出したいという……ボクは女房(みのさんのスタイリストでもあった故靖子夫人。12年に逝去・享年66)に先立たれちゃったけどね。

 ただ、彼が現在のパートナーとされる女性と再婚するかどうかは別の問題。だって、たけちゃん、女の人は他に何人もいるんじゃないの?  いや、ボクも知らないけどさ、アハハッ。

■小川彩佳が『news23』に抜擢

 テレビ各局の夜のニュース戦争も話題になったね。4月初めにテレ朝を退社した元『報道ステーション』の小川彩佳クンが、6月から『news23』(TBS系)のキャスターに抜擢されたことを“掟破り”と批判する声もあった。ボクは、それは全然問題ないと思う。

 実はボクも日本テレビで20年やらせてもらった『午後は○○おもいッきりテレビ』の最中、05年からTBSの『みのもんたの朝ズバッ!』を掛け持ちしてましたからね。日テレの昼ワイドをやってる人間がTBSの朝ワイドをやっていいのか、けしからんと日テレ社内は大騒ぎになった。でも、ボクはTBSから話をもらったときに「やろう」と決めてたの。朝5時にTBSに入って2時間やって、少し休んで日テレへ行ってまた2時間――これ、できるじゃんと。で、TBSと交渉してギャラもしっかり上げてもらって(笑)。日テレ社内では「認めない」という声が大勢を占めてたけど、最後は氏家齊一郎会長の「これからのテレビ局は柔軟な発想が必要。君たちも柔軟な発想で番組を作りなさい」という鶴の一声で一件落着です。

 話を戻すと、だから小川クンの『news23』電撃移籍はアリ。問題は中身です。今、テレビ各局は夜11時台のニュース戦争で鎬を削っているけど、正直飛び抜けた存在は見当たらない。昨年10月、鳴り物入りで『news zero』(日本テレビ系)のキャスターになった有働由美子クンも、NHK時代のはっちゃけた感じがなくなっちゃったかな。真面目にニュースを伝えるのはキャスターだったら、できて当然なんだ。彼女たちの誰でもいい、早く自分の形を作ることが大事だと思うよ。結局、マンネリが一番強いんだから。

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