■加山雄三は朝飯でステーキを!

蝮 そうだ、そうだ。ハハハハ。そういえば、三浦さんと親しい加山雄三さんも80代だけど、元気だし、よく食べますよね。

三 あの人は、我々の世代で一番元気でしょ。朝飯でステーキを300グラム食べるっていうんですから。

蝮 105歳まで生きた聖路加病院の日野原重明先生も、週に2回はステーキ食べるって言ってましたね。野菜も魚もバランスよく食べる必要があるけど、やっぱり肉だな。80歳を過ぎても、楽しく、うまいもの食べて、いろいろ発散しながら、目標を持って暮らしていけたら幸せですね。

三 こんな幸せなことはないですよ。

蝮 我々は戦争には行かなかったけど、終戦後の日本の姿を知ってますよね。

三 僕は青森生まれですが、子どもの頃は家の前を馬ソリが走っていました。まさに『おしん』の世界ですね。

蝮 ああ、そう。だから、我々にはそういう時代があって今の日本があるということを、若い人に伝える役割があると思うんです。

三 ネパール、アフリカ、南米と、世界のいろいろな所に行きましたが、今の日本ほど恵まれた国はないですよ。

蝮 そうかもしれませんね。だから、これからも自分たちの役割を果たしながら、90歳、100歳と元気に生きて、若者の見本になるようなステキなジジイを目指しましょうよ。

三 お互いに、いつまでも人生を楽しみながらね。蝮 そう、焼き肉もステーキも我慢ぜずに食べてね。

三浦雄一郎 (86)1932年10月21日生まれ プロスキーヤー・冒険家。青森県出身。北海道大学獣医学部卒業後、64年にキロメーターランセ(スピードスキー)で時速172.084キロの世界新記録を樹立。70年のエベレストを手始めに15年かけて七大陸最高峰からのスキー滑降を達成。70歳、75歳、80歳でエベレストに登頂。今年は86歳でアコンカグアに挑戦。次の目標は、4年後の90歳でのキリマンジャロ登頂だ。

毒蝮三太夫 (83)1936年3月31日生まれ 俳優・タレント。東京出身。俳優として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『峠の群像』『やすらぎの郷』『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』など数々の作品に出演。タレントとしては『笑点』の二代目座布団運びとしてレギュラー 出演。TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は50年以上続く長寿番組だ。高齢者を「ジジイ」「ババア」と呼ぶ、愛のある毒舌トークが大人気!

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