■風邪を引いたらミカンを食べて太陽に向かって走る

 そして、さんまである。風邪を引かないことが有名で、「風邪を引いたら、ミカンを食べて太陽に向かって走る」「体調が悪いときこそ、いきなり20キロくらい走る」など、「ホンマでっか!?」と聞きたくなる、かなり独特な体調管理法を取っていることで知られている。「ミカンに含まれるビタミンCは、老化を防ぐ抗酸化物質の代表。がんなどの予防にもつながりますから、もちろん悪くないでしょう。走るのは、代謝力をアップさせることで風邪を吹き飛ばそうという発想かもしれませんが、風邪のときには体力消耗が激しすぎます。一般の方には、とてもオススメできません」(山下氏)

 前出の川内氏も、そんなさんまの健康法に驚かされたという。「一番印象に残っているのは、“自分は病気にならない”と自己暗示をかけているという話。風邪を引きそうになっても、“ミカン食べたら治る”と脳に暗示をかけると、翌朝には治っているとのことでした。さらに驚いたのは、ぎっくり腰も“伸びろ〜”と心の底から自己暗示をかけたら、すぐ治ったという話。さんまさんなら本当かなと思ってしまいますね(笑)」

 彼は、「健康診断なんか受けたら、逆に病気になりまっせ!」という名言(?)も残しているが、反対に「年に1回は人間ドックに行っている」のが鶴瓶である。「麻酔をして胃と腸まで徹底的に調べるそうですが、実は、麻酔から覚めたときに肛門に感じる、管を入れた後の感覚を味わいたくて行っていると告白しています(笑)」(前出のテレビ誌記者)

 芸能評論家の平林雄一氏が気になったのは、『家族に乾杯』(NHK)他でのこんな言動だという。「鶴瓶は、“酒は百薬の長やから”と、決して強くはないお酒を、毎日飲むと言っていました。他にも、サウナ好きでも知られていて、都内のサウナで落語の台本を読みながら汗を流す姿が、よく目撃されています」

 お酒とサウナ、はたして健康にはどうなのか?「どちらも血液循環を良くするという意味では、疲労回復やデトックスの効果はありそうです。ただ、お酒は飲みすぎに注意が必要ですし、サウナは入浴後の十分な水分摂取を忘れないようにしたいです」(山下氏)

 だが、そんな鶴瓶の健康に最も貢献しているのは、“僕の主治医”と信頼する奥さんのようだ。「奥さんの言うことをなんでも聞くというのが、鶴瓶の健康法なんです。“僕の体のことをホンマに分かってくれてる人がおることによって、ものすごくバランスが取れるんです”と、その存在そのものが何よりの心身の安定につながっているとのこと。実際に、大きな病気は1回もありません」(前出のテレビ誌記者)

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