●テレビ朝日の深夜番組で生放送中に事件を!

 それだけ新地の街を愛し、愛された“たかじん”。たかじんは新地のストリートミュージシャンのギターを奪って弾き語りを始め、「歩いている顔なじみの社長に、“おい、財布出せ”と迫ると、皆、“しゃ〜ないなぁ”と言いながらも、笑顔でお金を出し、集まった数十万円は、そのミュージシャンに渡していました。果物売りの露天のおっちゃんから果物を全部買い占め、通りすがりの人に、“お兄ちゃん、これ持って帰りぃ”と配っていたこともありましたね」(前同)

 保志氏は、まさに、この果物を売る“たかじん”に遭遇したことがあった。

「思わず“何しとるんですか?”と聞いたら、“ワシ、コレ売らなアカンねん”ととぼけていましたが、そんなたかじんを、街の人たちは“また、たかじんがイチビッて(関西弁で、“調子に乗る”の意味)やっとるわ”と、微笑ましく見守っていましたね(笑)」

 豪快といえば、番組中のこんなエピソードも有名だ。

「92年、テレビ朝日の深夜番組『M10』の司会を務めていたたかじん。料理コーナーで“こんにゃくステーキ”の調理法を紹介していたところ、用意されているはずの味の素がないことに激怒。“味の素はどこじゃいやいやいや〜!”とセットを破壊してスタッフを殴り、生放送中に帰るという事件を起こしています。たかじんとしては、何度も打ち合わせをしたのに、準備がされていなかったことに怒ったというのが真相だったようです。この騒動で番組は降板となりましたが、味の素株式会社から感謝状と1000本の味の素が、たかじんに贈られたといいます」(制作会社プロデューサー)

 ナニワBIG4が我々の記憶から消えることはない。

あわせて読む:
・『行列のできる法律相談所』衝撃の大リニューアル!! 宮迫闇営業の深刻余波!
・加藤浩次「突如トーンダウン」の裏に「紳助激怒」と『スッキリ』の未来
・闇営業問題のキーパーソン明石家さんまも! タモリ、矢沢永吉…「芸能界BIG5」生涯現役びんびん健康法

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4