■Y字バランスができるのは呼吸法の実践で

――それは豪華なカラオケですね。それにしても、デビューしてからずっとハードスケジュールで、よく体を壊さなかったですね。

由美 それは私が所属する西野バレエ団の西野先生が、創始された「西野流呼吸法」を実践しているおかげです。

――今年の5月には、著書『身体の内側から緩めてY字バランス 奇跡のメソッド 何歳からでも、身体は変わる!』(KADOKAWA)を出版されましたね。

由美 朝、起きたら、まず呼吸法とストレッチをやるんです、そして寝る前にも。私が60代になっても、15歳のデビュー当時からのスタイルを維持できてY字バランスができるのは、この呼吸法を実践することで、毛細血管までエネルギーが行き渡り、細胞を若返らせてくれるからなんです。

――それは、中高年の読者の方にもオススメしたいところです。

由美 そうなんです。渡部恒三さんが厚生大臣のときの私的諮問機関「国民健康会議」の委員を務めていたときに、これからの高齢社会、どうしたら皆さんがあまり医者に行かないで、自分の健康を自分で保てるか。そのための方法の一つとして、私は「西野流呼吸法」を提案したんです。それ以降、全国津々浦々、講演で回るようになりまして。

――女優業だけでも忙しいのに!?

由美 はい。そうなると、さらに歌のほうが“お留守”になって……。

――なるほど。そうしたいきさつもあって、新曲が届くまでに37年かかったというわけですね。

由美 はい(笑)。

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