■ステージではいろいろなサプライズを!

――今回のアルバムでは、歌だけではなく、由美さんはアコーディオンを弾いています。

由美『水戸黄門』のレギュラー出演を卒業した頃、パリに行きまして。街角でアコーディオンを弾く女性を見かけたんです。その姿を見て、私もまた弾いてみたいなと思ったんです。実は小学生のとき、器楽クラブで1年間ほどアコーディオンを弾いていたんですけど、以降、ずっと遠ざかっていまして。アコーディオンの練習を再開して一生懸命、弾いているうちに“あ〜、アコーディオンとか、歌でまた新曲を出せたらいいなぁ”なんて夢を描いていたんです。

――夢が実現したんですね。

由美 そう。念願の新曲を出せたら、今度はステージに立ちたくなったんです。

――約20年ぶりのステージですが、緊張しますか?

由美 緊張よりも、楽しみで仕方ないです。水戸黄門にレギュラー出演してから、歌のステージから遠ざかってしまいましたので、あまりファンの方たちと接する機会がなかったんです。

――確かに、由美さんは“会えない女優さん”というイメージが強いです。

由美 このアルバムの発売を記念して、今年の4月に人生初のインストアライブを開いたんです。サイン会のときに年配の男性ファンの方が“やっと会えました、歌を出されたから、ぜひライブをやってください”とおっしゃられて帰られたんです。

――ファンも熱望のライブがいよいよ、というわけですね。ステージは東京・丸の内にあるライブレストラン『コットンクラブ』。食事をしながら、由美さんと至近距離で会えますからね。

由美 ぜひ、いらしてください。ただ、デビュー当時の私を知らない方はビックリされるかもしれません。

――え? それは、どういうことですか?

由美 アルバムも含めて、今回のステージのコンセプトは“ソウル/ファンク”なんです。デビュー当時の私を知っている方なら懐かしいと感じてくださると思いますが、『水戸黄門』のイメージが強い方にすれば、別人に見えてしまうかもしれません。

――水戸黄門でファンになった人は、今まで知らなかった由美さんが見られるということですね。

由美 ええ、衣装もすごくこだわっていますし、さらに、ステージではいろいろなサプライズを考えています。まだ言えませんが、『水戸黄門』ファンの方なら盛り上がることが間違いない曲も用意しています。

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