■2000年代に激増!! 原田知世永作博美はイラストレーターの肩書きを持つ人物と結婚

 上記の文脈の源流と考えられるのは、本業は詩人であり、アート活動もする三代目魚武濱田成夫と、日大芸術学部出身の女優・大塚寧々の結婚ではないだろうか? これは98年のことだ〈*〉。

 そして、世紀が変わると典型的な例が一気に増えていく。現代美術家で美術大学で講師なども務める中山ダイスケと女優の鶴田真由が結婚したのは02年のこと。出会いはニューヨークで、結婚後も両者は同地で生活していた時期があったという。

 Ed(旧名・エドツワキ)はイラストレーター、アートディレクター、画家などの肩書きを持つ人物で、05年に原田知世と結婚している〈*〉。原田にとって、このチョイスはパブリックイメージにマッチするものだったが、8年ほどで別れてしまった。

 90年代にバラドル的な活躍をした加藤紀子は2度結婚しているが、最初の相手(05年)は11歳年上のクリエイティブ・ディレクター・若槻善雄だ〈*〉。

 作家やDJや俳優としても活動しつつ、インテリアデザイナー、クリエイティブ・ディレクターの顔もある野村訓市は、08年にモデル、女優の佐田真由美と結婚。

 また、映像作家、イラストレーターの内藤まろは、日本酒のCM制作で出会ったとされる、乙女塾出身で元ribbonの永作博美と09年に結ばれた。

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