広末涼子は“キャンドルアーティスト”と再婚

 キャンドルアーティストのキャンドル・ジュンは、10年に90年代後期のトップアイドルと結婚している。そう、今は女優として活躍中の広末涼子である。広末にとっては、これが2度めの結婚だった。

『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)に出演していた俳優の唐橋充は、イラストレーターとしても売れっ子である。唐橋は16年、テレビドラマ『踊る大捜査線』や『女子アナ』(いずれもフジテレビ系)で知られる女優の水野美紀と夫婦になった。

 そして、最近では博報堂のアートディレクターである池澤樹が、特異なファッションとキャラクターで90年代に“シノラーブーム”を起こした篠原ともえと結婚した例がある(19年)。

 こうして眺めてみると、アート関係者が結婚するアイドルは、なんとなくアート指向、クリエイター指向、シャレオツ指向が強い芸能活動をしている場合がほとんどだ。

 たとえば、水野美紀は演劇ユニットの主宰、自らがデザインを手掛けるブランドを立ち上げなどをしている。加藤紀子はフランスに長期留学しフレンチカルチャーに傾倒していた。篠原ともえは短大で服飾を学んだ経歴がある。

 これはあくまでイメージによる仮定であるが……属性的に原田知世がお笑い芸人と結婚する姿は考えづらく、大塚寧々がプロ野球選手を結婚相手に選ぶことは想像しにくい。

 大塚の2度めの結婚相手は俳優の田辺誠一だが、田辺も映画監督歴があり、デザインや建築などにも詳しいとされるアート寄りの人物だ。いずれにしても、結果的にアート関係者との結婚は、彼女たちのブランディング面でもプラスになっているのではないないだろうか。

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