女性に人気の岩盤浴も!「ご長寿スーパー銭湯」の画像
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 疲れた心と体を癒そうと老若男女が通う、ちょっと豪華な公衆浴場。その人気の理由は体の効能以外にあり!?

 寒さが身にしみるこの季節だが、忙しい現代人は入浴時間を短縮しがち。それに警鐘を鳴らすのは、『新宿メンズサポートクリニック』院長の葉山芳貴氏だ。「シャワーのみでは体は温まりません。やはり、深部まで温めるには、湯船につかるのが一番です」

 湯につかることで、「血管が拡張して血流が良くなる」と言い、それは下半身にも影響を及ぼすという。「湯船につかって温まると、血流が良くなり、リラックスする」(前同)

 自宅の風呂もいいが、体を伸ばせる大きな湯船のほうが効果的。そこで、注目なのが「スーパー銭湯」だ。1990年に愛知県名古屋市で誕生してから目覚ましい進化を遂げ、一日中いても飽きないアミューズメントスポットとして大人気なのだ。

 しかも、銭湯や温泉ではなく、スーパー銭湯でしか体感できない快楽がある。街々にお気に入りの店があるという散歩エッセイストの下関マグロ氏が語る。「風呂上がり、休憩室で足を伸ばし、テレビや雑誌を見ながら、気兼ねなく生ビールをグビーッ! といく……そんなふうに最大限にリラックスできるのがスーパー銭湯の魅力です」

 そうしたスーパー銭湯での飲酒も、下半身への活力につながるというのだ。

 意外な副産物をもたらすスーパー銭湯の中でも、ファンの間で評判となっているのが、岩手県盛岡市の「喜盛の湯」だ。「運営会社は、“スーパー銭湯の元祖”とされている『オークランド観光開発株式会社』。高濃度炭酸泉の湯と、仰向けの状態で湯につかれる、東北初の“寝ころび炭酸泉”がウリの施設です」(銭湯ライター)

 炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んだ湯のこと。葉山氏も、「炭酸泉は特に血流促進に効く、体の芯から温まることができる湯です」と太鼓判を押す。さらに同店は、アロマ岩塩房やアロマゲルマ房など、女性に人気の岩盤浴が充実しているのも特徴。「漫画や雑誌が5000冊以上もあるため、火照った体を休めるついでに、休憩室にあるビーズクッションにもたれかかり漫画本を読み漁る、館内着姿の女性が多く見受けられます」(前出の銭湯ライター)

 リラックスしきった女性たちの火照り肌を肴に一杯やるのも、“ならでは”な楽しみ方なのだ。

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