■かわいらしい着物姿の女性が

 大阪府大阪市の「空庭温泉OSAKA BAY TOWER」は、スーパー銭湯というジャンルを超え、一大テーマパークと化している、昨年2月にオープンしたばかりの話題店だ。「施設の規模は関西最大級で、JR・地下鉄弁天駅と直結という好立地。入館料は大人2640円と高めの価格設定ですが、種類豊富な温泉や岩盤浴に加え、屋上の天空庭園や休憩室などの共有スペースの充実っぷりは群を抜いています」(銭湯ライター)

 館内では、本格的な和衣装が有料でレンタルでき、「かわいらしい着物姿の女性が行き来し、眼福です。通常の館内着も色っぽい浴衣なのがうれしい」とは銭湯ライター。さらに、女性との出会いが期待できるスペースがあるという。「種類豊富な日本酒を立ち飲みできるスペースがあります。いい酒がそろっており、酒飲みにはたまらないですよ。立ち飲みなので隣の客との距離も近く、会話も楽しめそうです」(前同)

 湯上がりの浴衣娘と酒を酌み交わせる……そんな贅沢な時間が過ごせるとすれば、高価格も納得なのだ。

 “日本最古の温泉地”として知られる愛媛県の道後温泉近辺でも、スーパー銭湯のムーブメントが。旅行情報誌『じゃらん』が昨年11月に発表した「もう一度行きたいスーパー銭湯ランキング」の1位を獲得したのが、松山市の「東道後のそらともり」だった。「ぬめりの強い天然温泉は、いつまででも入っていられる心地の良さ。さすが、古来より人を引き寄せる温泉地なだけあります。しかし、それだけでは終わらない。館内はモダンでおしゃれな一方で、コミックライブラリーは1万冊もあり、漫画喫茶並みの充実ぶり。ゆったりと過ごせるペアシートには、館内着で無防備にうたた寝する女性がチラホラ見られます」(トラベル誌編集者)

 極上の癒し空間で、日常の喧騒を忘れてリラックスして過ごせそうだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4