世界中で感染がひろがっている新型コロナウィルス。日本でも感染者増加のペースは衰えず、国家的な危機となっている。
不要不急の外出や、夜の街での飲食の自粛が要請される事態となり、世界各国、たとえばイギリスは、雇用を維持するために、最大で1か月2500ポンド(約33万円)、従業員の賃金の80%を国が肩代わりしているほか、3300億ポンド(約43兆円)規模の資金繰り支援策も打ち出していることが報じられている。
また、『BBCニュース』によると、アメリカは、史上最大規模となる2兆ドル(約220兆円)の緊急経済対策を進行しており、大人1人に最大1200ドル(約13万円)、子どもには500ドル(約5万5000円)が支給される家計支援や、移動制限の影響で大打撃を受けているホテルや航空業界への融資が盛り込まれた法案が可決されたことが公表された。世界各国が、それぞれ巨額を投じて経済対策や給付金制度の整備に取り組んでいる。
ところが、4月1日に安倍晋三首相(65)が緊急経済対策の一環として発表したのは、“1世帯に2枚の布製マスクを、郵政制度を利用して支給する”という、およそ国民が期待していたとは思えない対策だった。再来週以降、東京都など感染者の多い都道府県から順次届けると報じられているが、当然ながらSNSでは非難轟々で、
「4人家族とかどうするんだよ」、「まずは先に現金だろう」、「商品券ですらなくなった」、「頼むから辞めてくれ!」
と、不満の声が爆発している。
「当然ながら一般人だけでなく、芸能人からも疑問の声が続出しています。
JOY(34)は『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)で、“これ(マスク配布)だったら、もっと早くできた”、“すさまじい、いい作戦みたいに(安倍首相が)言ったから、ヒザから崩れ落ちそうになった”と発言。ネット上の言葉を引用して、『アベノマスク』と皮肉を言っています。共演者で元宮崎県知事の東国原英夫氏(62)も、“郵政制度を利用するなら、まず現金書留でしょう”とダメ出ししていますね」(ワイドショー関係者)