■ひな壇タレントは絶体絶命!?
「単純にトークの面白い人や、コメンテーターなどはリモートでも問題ないと思いますが、困るのは誰かにいじってもらうことで真価を発揮する芸人や、場の雰囲気を盛り上げるためにいた“ひな壇タレント”です。
たとえば、『バイキング』(フジテレビ系)はコロナの影響でひな壇タレントたちが消えましたが、これについて、“これまで無駄に多かった”、“ひな壇芸人一掃され見やすいですね。無駄な雑談なんか不要です”
と、むしろ減ったことを歓迎するコメントがネットでは見られました」(Webライター)
リモート出演が主流の現状は、ガヤとしてひな壇で活躍していたタレントにとっては、きわめて厳しい。これまで“集団の雰囲気”で笑いを取っていた芸が、一切通用しなくなるからだ。
「たとえば、パンサーの尾形貴弘(43)やアンガールズの田中卓志(44)のような、オーバーリアクションをツッコまれて笑いを取るタイプの芸人にワイプ出演は厳しいものがあります。誰かがツッコむにしても、リモートの“ズレ”があるから、微妙な空気になって白けてしまう。
田中のように、スタジオで気持ち悪いリアクションをして観客の悲鳴を誘う芸風も、無観客状態では持ち味を生かせない。濃いキャラクターにもちろん需要はありますが、純粋に言葉の力が強い芸人には、かなわないのではないでしょうか」(前同)