■『紅白歌合戦』にも暗雲……

 5月15日と16日に東京・国立競技場で開催が予定されていたのコンサート『アラフェス2020 at 国立競技場』は、新型コロナウイルスの影響で延期が発表されている。

「4月14日の中日スポーツでは、振替公演は新型コロナウイルスが沈静すれば今秋にも開催されることが濃厚だと報じています。また、4月28日発売の『女性自身』(光文社)では、もともと嵐は秋に大規模ツアーを実施する予定でしたが、デビュー記念日の11月3日、“嵐の日”にコンサートを行う案が出ていると報じています。

 そして、その舞台として『アラフェス』の会場である新国立競技場が検討されているといいます。ただ、今年がラストイヤーの嵐の集大成となる11月3日の嵐の日のコンサートやコンサートツアー、さらに大みそかの『NHK紅白歌合戦』にも暗雲が立ち込めていると言えるでしょうね……」(芸能記者)

 4月26日の『FRIDAYデジタル』では、今年の紅白について、年末までに流行が止まらなければ、番組そのものの作りも変えざるをえないと伝えている。

「紅白はNHKホールに大勢のアーティスト、スタッフが集う“3密”ですし、さらにそこに観客を入れての生放送。今年放送するとなった際には無観客でアーティストがリモートで出演するという対応を取る可能性もありますが、2020年は番組そのものが中止となる恐れも懸念されています。

 ましてや『アラフェス』や嵐のコンサートは紅白以上の観客数です。国立競技場は屋外ですが、多数の観客が訪れるイベントでは、密集・密接は避けられず2密状態。国立競技場がある新宿区も2密はリスクだと認めています。ですので、秋に少しでも新たな感染者が確認されたら、いくらラストイヤーだといってもコンサートを強行することはできない。

 さらに、嵐のコンサートには日本国内のファンだけでなく、世界中からファンが訪れます。ウイルスが日本に持ち込まれる懸念が少しでもあれば、国民の理解は得られません。ですので日本国内で完全に抑え込むことができていたとしても、他の国が抑え込めていなかったら、大規模イベントを開催することは難しいでしょうね」(前出の芸能記者)

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