■7000万円の舞台が中止に

 2年前に大手事務所から独立し、女優業をセーブしつつ舞台や映画のプロデュースに注力していた小泉が特に楽しみにしていたのが、10月上演予定の舞台だったと、6月23日発売の『女性自身』(光文社)では伝えている。

 記事によると、公演は2週間を予定しており、劇場の客席数は約390席。チケットは平均7000円で、1日2公演を行うと最大で7000万円以上の売り上げを見込んでいたという。

「ところが新型コロナウイルスの影響で、劇場では客席の間隔を空けなくてはならなくなった。そうなると満員御礼でも赤字になってしまう。そこで泣く泣く舞台の中止を決断したといいます。

 小泉は『#WeNeedCulture』を実現するため、コロナで危機に陥っている舞台やライブなどへの支援を訴えてきました。ところが、政府は休業要請はするものの、補償については動きが遅い。そういった面についても、与党や安倍政権への怒りもあるのではないでしょうか」(同)

 民放キー局政治部記者はこう話す。

「小泉は最近、反安倍の姿勢を明確にしていて、同じ主張を持った人から支持されています。黒川検事長に対するツイッターでの発言でも分かりますが、小泉はかなりの影響力を持っている。なんて言ったって小泉は、松田聖子(58)などと同等のレジェンド芸能人ですからね。

 そんな存在を各政党が見過ごすわけがありません。『赤旗』への登場もそうですが、社民党の党首・福島瑞穂参院議員も彼女へ接近しているといいます。福島氏と事実婚の関係にある弁護士が、小泉との交渉にあたっているといわれています」

 福島氏は、5月17日に「小泉今日子さん、昔から大好きです!」と小泉の政治的発言を取り上げた番組『報道特集』の内容と絡めて反応している。

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