■極真空手の創始者は!
64年10月8日号で、そう語ったのは、極真空手の創始者である“牛殺し”大山倍達だ。当時41歳の大山に、本誌は「越中ふんどしか、パンツか?」という珍妙な質問をぶつけた。牛殺しは、茶化すことなく、真面目な顔で答えた。
「パンツです。越中は涼しくていいでしょうが、私は用いておりません」
また、自らの健康管理についても、徹底していた。「それはもう節制しています。なんといったって、体が資本の商売ですからね。びろうな話で恐縮ですが、毎日決まった時間にトイレに入ります」
快便もまた、牛をも倒す最強空手家の、強さの秘訣なのだろう。
強さ、誇り、時折見せる茶目っ気。闘う漢たちの愛すべき素顔に乾杯!