健康的な体作りの基本は食事にあり! 今はやりの病気もやっつけてくれる、「安い」「うまい」「簡単」メシを大公開!
依然として収まる気配のないコロナの流行。加えてインフルエンザのシーズンも刻一刻と近づいている。なんとかして、これら死のウイルスに感染するリスクを減らす方法はないものか。「それなら、秋が旬の食材をおいしく食べて、ウイルスに強い体作りをするのはいかがでしょう。食欲の秋なんて言いますし、何より秋の食材には、夏にためた栄養がたっぷり含まれていますからね」 こう語るのは、『からだに効く食べもの事典』(主婦の友社)など食べ物の食効を解説した著書も数多い薬剤師の田村哲彦氏(『壮健タムラ薬局』経営)だ。
秋の味覚と言えば、キノコ類や栗、ギンナンなどの木の実類。魚介類では秋サバやサンマなど、野菜ではカボチャなどがあるが、中でも、どんな秋の味覚がウイルスに強い体を作るのか?「キノコ類は免疫力を上げる食材の筆頭と言えます。免疫力は腸内環境で大きく変わるんですが、キノコに多く含まれる食物繊維は、この腸内環境を整えるんです」(前同)
特にシイタケは免疫力の引き上げに効果大という。「シイタケに含まれるβグルカンは、小腸にある免疫組織に働きかけ、免疫力を上げてくれます」(同)
医療ジャーナリストの牧潤二氏も、ウイルス撃退食材としてキノコを推奨する。「キノコはビタミンDの含有量が多く、最近の研究では、このビタミンDが感染症の予防に役立つことが明らかになっています」
また、キノコ類は家計にも優しい。「最近、エノキ、ブナシメジ、エリンギ、シイタケ、マイタケは、栽培モノが増えたこともあり、お買い得です」(前同)
なるほど、これはキノコを食べない手はない。