■財布にも優しい“男の激うま料理”

 そこで、管理栄養士で料理研究家でもある望月理恵子氏に、料理が苦手な人でも簡単に作れて、1人前100円台と財布にも優しい“男の激うま料理”を、考案してもらった。

 トップバッターは、今が旬のピーマンを使ったレシピ。ピーマンの苦みがクセになる『ピーマンとキクラゲの中華炒め』だ。「キクラゲには、コロナやインフルエンザの発症を抑えるのに有効ともいわれるビタミンDがたっぷり。また、ピーマンには、風邪予防につながるビタミンCが豊富です」(望月氏)

 アレンジでツナを入れたり、丼ものにするのもオススメしたい。「ツナを入れることで、体を作るもととなる、たんぱく質がとれます。正常な免疫システムを動かすには、免疫細胞や抗体の材料であるたんぱく質が必須です。ガツンと食べたい方なら、ご飯の上にのせれば、食物繊維もしっかりとれる、丼の出来上がりです」(前同)

 お次は、こちらも旬の野菜である空心菜を使ったレシピ。空心菜の歯応えがよく、ニンニク好きにはたまらない『空芯菜の塩ニンニク炒め』だ。「まずニンニクに含まれるアリシンが免疫細胞(NK細胞)を活性化させます。そして空心菜は、細胞の老化を防ぐビタミンCやEの他、健康な血液のもとになる鉄分などのミネラル分もたっぷりの優れものです」(同)

 アレンジで卵とじにしたり、しょうゆと、かつお節を加えて和風にするのもオススメだ。「免疫システムに重要なたんぱく源である卵を炒って加えることで、彩り豊かに仕上がります。腸内環境を整える発酵食品のしょうゆを回し入れ、また同じく発酵食品のかつお節を振りかけると、和風の味わいになります」(同)

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