■東国原氏はひっそりと降板

 9月23日には2014年の番組スタート時から出演してきたホラン千秋(32)が、翌24日には同じく6年半にわたって出演してきたフットボールアワー後藤輝基(46)も『バイキング』を卒業することが、番組内で発表された。

「2人は坂上さんから花束を手渡されて盛大に見送られました。ただ、火曜レギュラーの甲斐よしひろさん(67)と金曜レギュラーの元宮崎県知事・東国原英夫氏(63)は、そういったセレモニーもなくひっそりと番組を去りました。

 甲斐さんは2019年4月から1年半ほどの出演でしたが、東国原氏は4年半にわたって出演していました。にもかかわらず、東国原氏が何の発表もなく番組を降板したのは、安倍政権批判の急先鋒だったからだともっぱらです」(前出の制作会社関係者)

 5月15日放送の『バイキング』で東国原氏は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が39県で正式解除された5月14日の安倍晋三元首相(66)の会見について「数字を示していただきたかった」と、解除に至った客観的根拠が示されていないことに疑問を呈した。

 さらに「これくらいで、徐々に段階的に再開させてくださいということを説明しなきゃダメ」と政府の方針を厳しく糾弾した。

「東国原氏は9月25日、自身のツイッターでその日が最後の『バイキング』出演になると明かし、さらに“大人の事情があるようです(笑)。坂上さん始め数々の共演の方々やスタッフの方々にはこれまで大変お世話になりました。心より感謝を申し上げたいと思います”と綴っています。この“大人の事情”が、安倍政権を厳しく糾弾したことによって、フジ上層部を通じてかかった政権サイドからの“圧力”だと言われていますね。

 東国原氏だけではありません。『バイキング』にコメンテーターとして出演していた元経済産業省官僚の岸博幸氏(58)も、番組から姿を消しています。岸氏も安倍政権のコロナへの対応には厳しいコメントをしていました。また、経済ジャーナリストの荻原博子氏(66)もいつのまにか見なくなりましたよね」(前同)

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