■フジ上層部から送り込まれた“炎上バランサー”は継続

 4月12日、安倍元首相がツイッターを更新し、星野源(39)が歌う『うちで踊ろう』とともに、自宅のソファでくつろぐ様子を公開したことについて、荻原氏は「466億円もかけて布マスク2枚で世間をずっこけさせたばかりなのに、この動画。あなたはルイ16世かと言いたくなる。安倍さんも安倍さんの周りにいる官邸官僚もずれまくっている」と厳しく糾弾した。

「東国原氏、岸氏、荻原氏の3人は番組から姿を消しましたが、“政権寄り”だとされるフジテレビ報道局解説委員室上席解説委員の平井文夫氏(61)は『バイキングMORE』に引き続き出演していますよね。

『バイキング』時代、MCの坂上さんをはじめ、コメンテーターの安倍政権批判が“行き過ぎている”、“中立性を欠いている”とフジテレビ上層部から問題視されていました。そういった政権批判とのバランスをとるために番組に送り込まれたのが平井氏。だからこそ、3人は消えても平井氏は出演できているんでしょうね。そんな平井氏は先日、日本学術会議の件に関する誤解説で大炎上をしていましたが……」(前出の制作会社関係者)

 民放キー局ディレクターは話す。

「ホランさんやフットボールアワーの後藤さんが番組を卒業したのは、制作費削減の一環でもあるでしょう。一方で、ホランさんや後藤さんの活躍に遠く及ばなかった野々村真さん(56)はいまだに番組に残っているんです。

 野々村さんは坂上さんの“お友達枠”だともっぱらで、『バイキング』開始以来、ずっとレギュラーの座を守り続けています」

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5