バラエティ番組での野呂は、大げさに立ち回っているようなイメージもある。ハリウッドザコシショウのネタの完コピといった派手なシーンも少なくない。けれど、今回の婚約会見がそうだったように、野呂のバラエティ番組でのリアクションを改めて見てみると、周りに振り回されて困惑したり、何かを主張すると周囲から見事にツッコまれ、二の句が継げずに立ちすくんでしまう場面をよく見る気がする。彼女のリアクションには、“いかにも”を排したリアリティが宿る。その姿はまさに彼女が自称するように「凡人」。良く言えば等身大で自然体ということなのかもしれない。

 なお、放送後の11月22日に野呂は婚姻届を提出。「板橋の凡人」を自称する彼女は、芸能人のベタのひとつ、「いい夫婦の日」に入籍した。

(文・飲用てれび)

テレビの中の女たち

あわせて読む:
・宮崎由加「ハロプロ研修生外」からハロプロ最年長を経験したお姉さんキャラ【アイドルグループ「最年長メンバー」列伝vo.26】
・現役アイドル前田美里「ラストライブの『Nobody`s fault』は情報が無いまま急に始まったから、必死でフォーメーションを確認してました」【写真54枚】「坂道が好きだ!」第50回

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4