■首や肩のしなやかさを取り戻すストレッチ
さらに頚椎がゆがんで脊髄そのものが圧迫されると、腕の握力が弱まるため、箸を使ったり、服のボタンを止めたりできなくなる。また、足の痺れや排尿障害、内臓機能の低下が起きることもある。この段階が脊髄症といわれるステージ4だ。
「自覚症状がないからといって油断しないでください。突然、ステージ3や4の症状が現れることも」(同)
そこで、あなたの首が健康な状態かどうか、竹谷内氏が考案した頚椎症チェックで試してみよう。
やり方は簡単。後ろに奥さんや同僚など協力者に立ってもらい、両手を伸ばして、あなたの両肩に置いてもらう。協力者は、あなたの肩が動かないように固定する。さて、あなたは首を左右に回して、協力者の顔を見られるだろうか?
左右どちらかしか見えなかった人は、すでに首の動きが悪くなっており、頚椎症の予備軍。首や肩に痛みを覚えたら、ステージ2。手や腕に痺れや痛みがあったら、ステージ3だ。