■“首伸ばし”も効果的

 最後に“首伸ばし”を紹介したい。首の後ろを伸ばしながら頚椎を曲げることで、神経の圧迫を取り除く。腕の痛みや痺れを感じる人に効果的だ。

「両手を後頭部に置き、広げた股の間に頭をグッと押し込んでください。体がぐらつく場合は近くに椅子を置き、手で体を支えてもOKです」(前同)

 こうした首トレにより、長年の苦しみと別れを告げられた人もいる。慢性的な肩凝りで来院したタクシー運転手のBさん(70代男性)も、その一人。

「運転中は左腕が重かったですし、寝ているときも腕と手の痺れで目覚めたほど。原因の一つは運転姿勢にあり、座席の位置を調節するよう言われました」

 同時に首伸ばしのストレッチを勧められたが……。

「改善が遅れたのは、頭の位置が高かったからみたいです。頭の重みで首を伸ばすことを意識してからは、肩凝りや腕の痺れが弱まり、夜もぐっすり眠れるようになりました」(Bさん)

 竹谷内氏によると、パソコンの使い方も肩凝りに影響するという。

「ノートパソコンは、姿勢が前屈みになりやすいんです。特に自宅のダイニングテーブルで作業する方は、うつむきになりがち。パソコンの下に台を置いて画面を高くしてください。腕を前に伸ばすと肩が緊張しますから、外づけのキーボードを使うのもいいですね」(竹谷内氏)

 また、姿勢が悪くなると分かっていても、手放せないのがスマホだ。

「見るときは膝に置くのではなく、目の高さまで持ち上げて。テーブルに肘をつくのも手です」(前同)

 車を長時間運転する人は、シートに深く座り、背もたれの角度やシートとハンドルの位置を調整しよう。できることなら、30分おきに休憩を入れたい。

 日常生活の見直しと、取り上げた4つのストレッチで、肩凝りの悩みに、おさらばできるかも!?

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