■松本はお笑い界の任天堂
西野は松本について、
「みんなせっせとソフトを作ってるのに、松本さんだけファミリーコンピューター(ハード)を作っちゃってる」「本人もハードを作りながらマリオみたいなソフトを作ってる。1人で任天堂みたいなことをしている」
と評し、松本ハードのすごさとして、セット費がかからないことを指摘したのである。
「大喜利はフリップや写真があればできるし、『すべらない話』はトーク用サイコロがあればできる。若手もお笑い好きな中学生も家族も、どんな層でも幅広く本当にファミコンのように遊べると指摘し、“プレイに必要なものを極限まで減らしているから、古くならない”と絶賛していました。フリップの大喜利を、“落語や漫才くらいの伝統芸能感がある”としていましたが、本当にその通りですよね」(前出の女性誌記者)
西野は松本の芸は「全部やりたくなる」としたうえで、松本について「これ気持ちええやろ?」を発明する天才、と総括し、動画を締めくくっていた。
「10年後の芸人がどこも踏む場所がないくらい荒らす」
松本のその精神は、いまだに健在であるようだーー。