■「子供向け番組のオファーは緊張感があります」
ーー『パパが貴族』に、「プリキュアの声優をやったけどバレなかった」という話がありました。『天才てれびくん』(NHK)とか、子供向け番組に顔出しの仕事が来たら悩みますか?
「実際、今年『天てれ』に何度か出して頂きまして。山田ルイ53世エンジという。
コロナ禍もあって、幸か不幸かまだ2回しか出てませんけど、これは葛藤というか、マズイなっていうのはありましたね。ちょうど娘くらいの年の子が見る番組だし、緊張感はありました。僕が出る週のEテレは見せないようにと妻に言い含めたり(笑)」
ーーもし10年の『天装戦隊ゴセイジャー』のように、ふたたびニチアサの仕事が来たら?
「それは受けるわ! 飯を食っていかなきゃならないし、『ニチアサ』のオファーなんて滅多に来る話じゃないんですから。
戦隊ものは大きい仕事でしょう。芸人がゲスト枠で出演……とかならまだしも、いわゆる仮面ライダーにおけるおやっさん枠でレギュラー出演することって確か以前はあんまりなかった。
天地博士役は僕的にもすごく光栄な仕事でした。まあ、ああいう仕事があると見せたくなる欲も出てくるんでしょうね」
ーー自分の演じた作品は観るんですか?
「まあ、こわごわと」
ーーそれは、声優の方でも?
「いままで自信をもってやれたのは、テレビ神奈川さんの『サンレッド』(天体戦士サンレッド)っていうアニメ。あれのヴァンプ将軍だけは自信を持ってやってたけど、ほかは……プリキュアのときも、イケメンの役だったんで」