■生きていれば、北条政子だったかもしれない
小栗は今回の『鎌倉殿』で8度目の大河出演となる大ベテランだが、05年の滝沢秀明(38)主演作『義経』にも、再び注目が集まっているという。
「今回は中村が演じている梶原景時を、『義経』では中尾彬(78)が演じていて、息子の梶原景季を演じていたのが15年前、若き日の小栗旬です(笑)。大河ドラマにはこういう役者かぶりがたびたびある。
今回小栗は北条義時を演じていますが、79年の『草燃える』では、今回の『鎌倉殿』で平清盛を演じる松平健(66)が、北条義時を演じていました」(前出の女性誌記者)
当て書きするだけに、三谷作品には常連俳優が多くなる。大河ドラマとなればキャストの数も尋常ではなく、信頼する俳優に主要キャストを依頼することになるだろう。そう考えると、竹内さんが存命であれば、今回の『鎌倉殿』には間違いなく出演していただろう。
「小池栄子が北条政子を演じるんですが、力強い女傑であることから、《個人的に、密かに、北条政子役は竹内結子さんでお願いしたいと思ってました》《北条政子は竹内結子がよかったな》という声も出ているようです。元夫婦共演があったかも、と考えると残念ですが、もちろん小池もいま一番旬な女優ですからね。いい演技をしてくれると思いますよ」(前同)
2度目の「三谷大河」もあり得たであろう竹内さん。同じく2度目の『三谷大河』となった元夫・中村の演技には、万感の思いが込められているはずだ。