■たけしを上回るブラックユーモア満載の企画も

 そして3つ目。「中年トレンディ俳優の悲哀と哀愁をたっぷりに描いたコント」として紹介したタイトルは『Go To 沖縄! ゴルフは文化だ』だった。

「コロナ禍が現在以上に猛威を振るっていた4月、玉城デニー沖縄県知事が“来県自粛と、沖縄県民の外出自粛要請”を出していたのに女性同伴でゴルフを楽しみ、不要不急の沖縄出張に出かけていた石田純一(66)のことです。こうして3つの不祥事を風刺したたけしですが、“人生はコントのようなもの”というメッセージなのかもしれません(笑)」

 この時点でだいぶ突きぬけていたが、番組ではさらに衝撃的なコントが放送された。劇団ひとりがフクロウの“ズブズブ”、ロッチ中岡創一(42)がロボットの“マジメカ”、新川優愛(26)が歌が大好きな女の子“アリス”をそれぞれ演じた『ズブズブと森のおともだち』である。

 一見すると『おかあさんといっしょ』のワンコーナーのような幼児向けのファンシーな雰囲気の作品。シンガーソングライターの竹内まりや(65)の優しげなナレーションも、実によかった。

 しかし、SNSでは《黒いなw プロデューサー飛ばされないといいけどw》《ズブズブと森のおともだちwwwwなんてブラックww》《本当にNHKかよこれwww》と、あまりの内容に企画者の身を案じる声まであった。いったい、どんな内容だったというのか。

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