■『相棒』は逆境に打ち勝ってきたドラマ

『相棒』については、出演者の不祥事やトラブルがこれまでたびたび報じられてきた。

 水谷演じる杉下右京の行きつけの小料理屋「花の里」の初代女将・高樹沙耶(57)は番組降板後の2016年に大麻所持で逮捕されている。また、二代目女将の鈴木杏樹(51)には不倫が報じられ、三代目相棒の成宮寛貴(38)は薬物疑惑が報じられ、芸能界を引退。

 そして、週刊誌記者の風間楓子役で存在感を示していた芦名星さんは今年9月、36歳の若さでこの世を去っている。

「ただ、逆に言うと『相棒』はそういった逆境を乗り越えてきたドラマだとも言えるんです。ネガティブな報道もありましたが、ある意味、それは話題性でもある。

 一連の報道でドラマが注目を集め、実際にドラマを見てみると“やっぱりおもしろいじゃん”となって、人気を維持することができたという面もあるでしょう。ただ、現在は大きな変化や話題もなく“無風状態”にあるとも言えるかもしれません」(前出のドラマ制作会社関係者)

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