■『世界に一つだけの花』で紅白初のアイドルが大トリ枠に

「03年の、第54回もテレビ史に残る出来事となりました。のちに代表曲となる『世界に一つだけの花』を大トリで披露したんですが、大トリはそれまで、大御所演歌歌手のための枠だった。アイドルが大トリを歌うのは、SMAPが初だったんです」(専門誌記者)

『世界に一つだけの花』は14年の第65回紅白でSMAPメドレーの1つに選ばれているが、その際は審査員を務めたタモリ(75)のもとに、草なぎが自分のソロパ-トのタイミングで向かい、ほかの4人も続いて、タモリの前で5人座って歌うパフォーマンスがあった。タモリが照れくさそうにペンライトを振ったり、中居が「タモさ~ん!」と声をかける、実に楽しげな姿があった。

「リハーサルの時点ではなかった、サプライズ演出だったそうです。中居は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で20年近く共演していましたが、紅白でタモリと会うのは初めてだったので、“タモリさんが客席にいて僕らが歌うのは初めて。照れくさいというか。見てもらったことがないので……”と、出演前インタビューで明かしていました」(前同)

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