■世界中で嵐の5人しか到達できない境地

 嵐は冠番組『VS嵐』、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の最終回はともに一部生放送で行い、メンバー5人だけのロケなど新たな映像も盛りだくさん。さらに、『紅白』や『日本レコード大賞』にも出演し、大晦日には無観客ながらライブも開催される。

「SMAPのリーダー中居正広(48)は、タッキー&翼を解散したばかりの滝沢秀明氏(38)をゲストに迎えた2018年12月の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で、“僕個人は怠った人間であって。『。』で幕引きができなかった”とSMAPのラストに後悔があるような発言を残しています。

 この発言からもわかるように、SMAPのラストは不完全燃焼と思えるほど、何もありませんでした。その裏には、SMAPの独立を巡る、木村拓哉(48)と、中居、稲垣吾郎(47)、草なぎ剛(46)、香取慎吾(43)の1対4の断絶や、ジャニーズ事務所内での派閥抗争などがあって、調整能力抜群の中居ですらどうしようもなかったことなのでしょうが……。

 しかし、それに比べて嵐は、メンバーからの発言もあったように、活動休止を発表した2019年1月から長い花道が用意されていて、2020年12月31日が近づくにつれて、その道がより豪華になっていきました。

 今の嵐のメンバーが抱く感情は、SMAPが体験できなかった道を歩んでいるからこそのもので、他の誰もかつて経験したことのないもの。1億人がその“最後”を注目する国民的アイドルグループとして、日本中どころか、世界中を見渡しても嵐のメンバーしか感じ得ない唯一無二の境地に達しているといえるのではないでしょうか。それくらい、今の彼らがいる場所は特別なものです」(前出の女性誌記者)

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