■タバコは“薬”として売られていた

 その政宗だが、タバコを朝起きたときと昼、寝る前の3回、毎日吸っていた。

「当時、タバコは“薬”として売られていました。吸いすぎて健康被害が出たため、のちに徳川家康が禁止令を出しましたが、当時、タバコは粋なたしなみとして考えられていたんでしょう」(植田氏)

 では、同じく嗜好品の酒はどうだろう。

「福島正則のように、ひと抱えもある盃の酒を一気に飲み干していた酒豪ぞろいの戦国武将の中で、毛利元就は酒断ちした珍しい武将です。一方で、元就は“酒は百薬の長”といわれる効用も認めていたらしく、親族に“酒は小椀1〜2杯にとどめよ”と手紙を送っています」(前出の学芸員)

 酒はほどほどは、今も昔も変わらない!?

 酒は酒でも、薬用酒の効用を分かっていたのは、健康オタクとして知られる徳川家康。薬専用のタンスまで持ち、自ら漢方薬を調合していた家康には、現在の『養命酒』が献上されていたという。ちなみに、屠蘇も、薬用酒の一種だ。

「家康は73歳で亡くなる直前まで、心身の鍛錬のために鷹狩りに出かけたそうです」(前同)

 その際、女性を同伴することも多かったとか。

「家臣がチクリと嫌味を言ったところ、家康は“狩りの成果を上げるためだ”と豪語したと伝わっています」(歴史小説家)

 女性にいいところを見せたいのは、今も昔も同じ。女性同伴なら、楽しく体を鍛えられるのだろう。

 女性だけはでない。武田信玄には、側近たちとの“おっさんずラブ”の噂がある。若い男を近くに侍らせたのは、その精気を吸い取ろうとしたのだろう。男女問わず、若い人との交流を持つのが、長生きの秘訣なのかもしれない。

 武将の健康術にならって、目指せ100歳長寿!

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