■若き有吉が挑んだ伝説の企画

 前出のお笑いライターは続ける。

「渡部は、現状まったく仕事がないわけですから、時間がたっぷり取れる企画でもイケるでしょう。それこそ、有吉弘行(46)が世に出ることになった猿岩石の『ユーラシア大陸横断ヒッチハイク』のような、長期にわたる企画も考えられる。

 若手芸人が東京大学合格を目指した『電波少年的東大一直線』も、2016年3月8日付の『NEWSポストセブン』のインタビューで、家庭教師を務めたケイコ先生こと春野恵子さん(47)が、本当に8か月マンションに閉じ込められる、と話していたのでガチ。これは、時間がかかるうえにキツいですよね。

 ダブルブッキングの川元文太(46)が挑戦し、あまりの過酷さに当時賛否が沸騰した『電波少年的箱男』という企画もありました。大きな金属製の箱の中に入れられて、長い距離を移動するこの企画では、不良のイタズラで人がいない山の中に箱が持っていかれる、といった、信じられないようなトラブルもありました」

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