■書道で培った「集中力」
吉岡さんは、女優になる以前は書道家を目指していました。取得している段位はなんと8段。バラエティ番組やイベントなどで披露する機会もあり、さすがの腕前を見せ付けています。
一般的に、字の上手い女性を、男性は好む傾向にあります。知的なイメージがあり、育ちの良さを感じさせるからです。それが、人柄への信頼感にもつながります。
彼女が書道を通して培ってきたのが、集中力です。文字と向き合い、自分と向き合い、心を無にして筆を走らせ集中力を磨いてきました。そしてその集中力を、演技においても遺憾なく発揮し、役にのめり込むのです。
役と彼女のあいだに、誰の意見や評価も介入する余地などないのです。「あざとい」と言われても、「ウザい」と言われても、狼狽えたりしません。与えられた役に徹するのみ。彼女は生まれついての女優なのです!
吉岡さんの演技にかける情熱は相当なもの。作品によっては、ヌード……なんてこともあり得なくもないはず。今年で28歳とお年ごろではありますが、男性と運命的な出会いをするよりも、官能的な作品に巡り合って欲しいですね。
(文・塚田牧夫)