■大物ゲストを集め過ぎた結果逆効果に

「『TVer』や『Amazonプライムビデオ』などでも配信されており、関東圏でも非常に人気があります。いま、いちばん面白いバラエティと言っても過言ではないでしょう。

 18年5月の放送で、長州力(69)が北海道猿払村でホタテを食べて放った“ああ、うまい。食ってみな、飛ぶぞ”という強烈なフレーズは、大いに話題になりました(笑)。かと思うと、村上ショージが帰郷した回は、信じられないほどのクオリティで、あの大悟が目に涙を浮かべる感動の一編となり、ギャラクシー賞の19年1月度月間賞に輝いている。MCの千鳥も制作陣も、いったいロケがどう転ぶのかわからない、という魅力があるんです」(前出の関係者)

 そんな人気番組の初のゴールデンということで、テレ朝の気合いも尋常ではなかった。今回のゲストにはインディアンス東京ホテイソンニューヨーク見取り図おいでやすこがマヂカルラブリーオズワルドアキナ錦鯉ウエストランドら、『M-1グランプリ2020』のファイナリスト10組が集結。勝負に出たわけだが、それが裏目に出てしまったという。

「完全に詰め込みすぎでしたね。たとえば、最初に登場したインディアンス。千鳥の2人も指摘していましたが、1番バッターは関東で人気のあるニューヨークなどにするべきだった。また、さすがに外ロケがヘタすぎて、ノブが“全国ネットゴールデンが失敗しよる!”と冒頭から嘆いていました。また、VTRなども編集超ザツでしたね。特に、父親への手紙がほぼカットとなったのはいただけなかった……」(前同)

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