■準主役のライダーがDVで芸能界引退

 たとえば、19年1月にスーパー銭湯アイドル『純烈』を脱退した友井雄亮(40)も、仮面ライダー俳優で、しかも準主役だった。

「記憶喪失の賀集俊樹(42)、刑事の要潤(40)、孤独な友井の3人による群像劇が1年間描かれた、01年の『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日系)で、友井は『ギルス』というライダーを演じていました。トゲによる突き刺し噛み付きなど、野性的で荒々しい戦闘スタイルのライダーです。

 変身前の葦原涼は善人なのですが極度の不幸を呼ぶ体質で、親密になった女性が次々と死んでいったり、何度も死にかけていました。それでも苦境から決して逃げない姿は非常にカッコよかったんですが……。友井は19年1月9日の『文春オンライン』で、過去のDVが報じられ、11日に純烈を脱退しましたね」

 恋人への「DV」「不倫」「貯金3000万の使い込み」など、こちらも大きく男を下げてのフェードアウトとなってしまったが、今年6月から出身地の大阪で焼肉店店長として“第二の人生”を歩み始めている。

「心配してくれた人たちに“ちゃんと俺、変わるから見てて”という思い」「直接謝罪やお礼も言わずに去り、申し訳なさでいっぱい。今は僕も元気に頑張ってるので、来店いただけたら最高の焼き肉とサービスを提供します」と、昨年6月21日に『スポニチ』の取材に答えている。

「ちなみに、友井が焼肉を食べるシーンは少なかったですが、『アギト』は特に要ら“警察組”が焼肉屋で食事する場面が非常に多く、当時BSE問題で困っていた国食肉事業協同組合連合会から番組が表彰されたことがあります。要は当時の警察組を自身のYouTubeに呼んで自主的に座談会を行ったり、現在も仮面ライダーとしてファンサービスしていますね」

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