■「不倫は文化だ」で失脚

「正直、こういうことがなければ、あぐらをかくというか、ま、そんな大したあぐらじゃないですけど、恐らくそのままそこに座り続けていたんだと思います」と猛省して自分の原点を振り返り、「自分で脚本を書いて、一緒にやってくれる仲間と一つ一つ前に進めていっているところです」と来年公開を目指して映画づくりをしていることを明かしている。

「本人も“転機は悪いかたちで出ることが多いんです”としていましたが、真実ですね。コロナ騒動で好感度が急落する前の石田は人気タレントでしたが、過去にも現在以上に好感度が地の底に落ちた事件がありました。実際は本人の発言ではなく、新聞の見出しが独り歩きしたことが明らかになっていますが、石田の“不倫は文化だ”事件は、あまりにも有名ですよね」(前出の女性誌記者)

 石田は、88年の『抱きしめたい!』(フジテレビ系)を筆頭にトレンディドラマで大ブレイクし、同年に松原千明(63)と結婚して長女・すみれ(30)も授かったが、その後、前妻との間の隠し子(いしだ壱成)の存在が発覚したり、ファッションモデル・長谷川理恵との8年余りに及ぶ交際が報じられたりと、スキャンダルを連発。

 特に不倫騒動は、マスコミから追及された石田が「文化や芸術といったものが不倫という恋愛から生まれることもある」と川島なお美の発言を引用した結果、世間から猛バッシングを受けてしまい、40代は完全に暗黒時代となった。

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