■「吉本が賃下げ交渉をしたかも」
菅は、そうした従来の形態に不満がある場合に「マンションを出ていく(吉本を辞める)」なら分かるが「交渉する」が意味わからない、としたうえで、吉本と行った交渉について解説。それを宇治原はさらにかみ砕いて、
「高めの部屋の住人(売れっ子)が抜けると、そこの家賃が入らなくなるから(吉本が)”管理費下げましょうか”ということが行われていた可能性がある」
としたのだ。
「19年の加藤の乱で始まったエージェント契約でしたが、やはり、問題点も多かったことがよくわかる内容でした。これから少しずつ、吉本は制度の見直しなどを行えればいいのですが……。
ちなみに、ロザンは『マネジメントとエージェントの違い』『若手はどちらがいいのか』『若手芸人の新喜劇リストラは後進が育たないから危険』など、業界の制度や改善案などについての解説動画を多く投稿しています。岡村のように、ベテラン芸人も注目しているかもしれませんね」(前出の専門誌記者)
加藤の退所で浮き彫りになった吉本式エージェント契約の問題点。芸人たちに、あらためて、変革の波が訪れようとしているのかーー。