KinKi Kidsのデビュー曲『硝子の少年』が大ヒットしたのは1997年の夏。そして同年秋からは、再び堂本光一と2人で『ぼくらの勇気 未満都市』(1997年/日本テレビ系)に主演した。この作品でヒロインを演じた宝生舞は90年代後期のジャニーズ関連作で重宝された人物で、長瀬智也、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一らと共演歴がある。
『金田一少年~』2作、『ぼくらの勇気 未満都市』は日本テレビ系土曜21時のドラマ枠(「土曜グランド劇場」→1998年4月より「土曜ドラマ」)での放送だったが、その時代より同枠は半ば“ジャニーズ枠”化する。
そして、堂本にとって「土曜ドラマ」4作目となったのが、SF要素の強い『君といた未来のために ~I'll be back~』(1999年/日本テレビ系)だ。
この作品には、当時はCMやバラエティ番組に多く出演していた遠藤久美子、前年に庵野秀明監督映画『ラブ&ポップ』での女子高校生役で注目を浴びた仲間由紀恵が出演していた。大成した仲間はその後、同枠に主演女優として凱旋。それが、最終回に32.5%の高視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録した『ごくせん』第2シリーズ(2005年)だ。