■一見すると順風満帆だが…
仕事面については、順調そのもの。大ヒットした『天国と地獄』は、高橋一生(40)との入れ替わり演技が“本当に中身を交換したようだ”とされるほど圧巻の演技を見せたほか、シナリオの良さもあって話題作に。第1話から10話の最終話までの世帯平均視聴率の平均は15・5%を記録しているほか、3月19日には、19年に日本テレビで放送したドラマの続編となる映画『劇場版 奥様は、取り扱い注意』が公開されてりう。
「『天国と地獄』はストーリーが、『奥様は、取り扱い注意』はラブコメやアクションが大好評でしたが、ここが勝負所でしょう。というのも、綾瀬は16年の主演ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系)が金曜22時枠にもかかわらず、平均で 6.8%という低視聴率を記録したことがあるんです。明るいラブコメではなくシリアスなものだと、失敗することがあるんですね」(テレビ局関係者)
18年のホームドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)は平均視聴率 14.2%、ドラマ版『奥様は、取り扱い注意』は12.7%と好成績を残している綾瀬に見えるが、苦手な分野もあるということか。
「苦手というより、シリアスなラブストーリーは“これまであまり演じていない”と言った方が正しいですね。また、『ギボムス』や『奥様~』を見ても分かるように、徐々に母親や妻を演じる作品も増えている。これから、役者としてさらに飛躍するためには、やはりラブストーリーなどでの成功も求められるでしょう。そういう焦りが、今回のインタビューに不自然な形で出てきてしまったのではないでしょうか」(前同)
役者としても人間としても、35歳は1つの転換期かもしれないが、急な変化は世間を驚かせてしまうかも。はたして、綾瀬のイメチェンはうまくいくのだろうかーー。