とはいえ、元々ある炙り味噌ラーメンに、バターとキャベツのトッピングを提案しただけなので、オリジナルとは言い難いが、もはや同番組では、堀田茜=味噌ラーメンというのがお馴染みのネタなのだ。シリーズ展開するうち、覆面で塩や醤油との食べ較べをしたら、全問不正解で「味音痴」のレッテルを貼られたりしている(2019/08/02 OA)。

 しかし、なぜ彼女が「全ラーメン界の中で味噌ラーメンが神だと思います」と言い張るようになったのか? どうも大学進学がきっかけのようだ。そもそも『沸騰ワード10』に初出演した際、立教大のキャンパのある池袋も案内し、「思い出がいっぱいある場所」だと浸りつつ、こんなことを語っている(2019/06/07 OA)。

「ラーメン激戦区だったので、どこに入ってもラーメンがおいしくて、ラーメン好きの友達と通ってました。それでよりラーメンに目覚めた」

 そんな池袋で学生時代に100回は通ったのが、味噌ラーメンで有名な「むてっぽう」だったのだ。ただ、むてっぽうのメニューには醤油も塩もある。100回も行ったなら、1度や2度は浮気をしそうなものだが、そこがお嬢さん育ちの無垢なところ。最初に食べておいしいと思えた、味噌一点張りだったのだろう。実際、むてっぽうに限っては味噌に尽きる(とぼくも思ってきた)。

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