■期待されていた名シーンがカット
公式ガイドのあらすじに紹介されていた内容を抜粋すると、
《円四郎が危険を冒すと察し、慶喜は刀を突きつけて叱責した。
「われらは井伊に負けたのだ。父の望みを奪った私にそなたの命まで奪えと申すか!美賀君の産んだ我が子も死んだ。頼む。私はもう…」》
というシーンがあったようだ。
また、3月7日放送の第4回『栄一、怒る』では、平岡(堤)が慶喜に給仕する場面で「ご飯をお椀によそったあとに、ギュッと蓋で詰め込む」というアドリブがあったが、これもカットされてしまった。スタッフにとっても非常に惜しい場面だったらしく、該当シーンは8日の公式インスタグラムに「メイキング映像」として紹介され、お蔵入りは免れた。
「前年の大河『麒麟がくる』がコロナ禍の影響で約3か月放送休止してしまいましたが、話数を短縮させることはなく、異例の越年放送を敢行しました。そのしわ寄せが『青天』に来てしまった。さらに、本来、予定されていた期日の直前に1回目の緊急事態宣言が発令されたこともあり、例年より遅い7月下旬のクランクインとなりました」(前同)