■感動話のオンエアを拒否する男気

「この村田、藤森らのVTRに対して河本は“こんなこと、テレビでやらなくていいですから。これ(質問コーナー)やらせてください”と、あれだけ嫌がっていた質問コーナーをやりたがっただけでなく、“ (感動話)は全部切ってください。セクシー女優(のネタで)でいいから”と、本来なら視聴者の好感度爆上げ間違いなしのこれらを全部カットするように懇願していました。

 善人エピソードを表に出さず、汚れ仕事をやろうとする河本の姿は、素直にカッコよかったですね」(前出の女性誌記者)

 最後に、ダメ押しと言わんばかりに番組では河本の息子と娘からの手紙を朗読。どちらも「お父さん頑張ってね」というメッセージが綴られており、息子の名前が読み上げられた瞬間に、河本は口を抑えてむせび泣くのを必死でこらえていた。

「こんな攻め方あったのか、脱力さんよ!」「もうやめてください…質問をやらせてください。質問させてください、頼むから! 質問を……」

 と、何度も声を詰まらせ、鼻水をすすり涙する河本。朗読が終わったあとには、

「エンジンのギアを入れましょう、という感じにさせていただいてありがとうございます」

 と、番組にお礼を言う姿もあった。

「ここまでの流れは本当に感動的で、ネットでも《泣いた》《今日の『脱力タイムズ』やばい…》《河本が好きになった》と大絶賛の嵐でした。しかし、この番組がそんなキレイに終わるはずがなかったんですよ……(笑)」(前同)

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