■オリンピックに悪感情を抱く人が増えている

「池江の白血病の件は海外でも知られており、多くのメディアは池江が東京五輪に出場できるとはまったく想定していなかった。この“涙の五輪内定”は海外でも大ニュースとなり、英BCCやAP通信など複数メディアが池江選手を称賛していました。それだけに、池江選手には東京オリンピックで活躍してほしい、と思う人も多いと思うんですが……」(前出の女性誌記者)

 しかし、事態は悪化の一途をたどっている。当初、4月25日から5月11日までとされていた緊急事態宣言も、5月末まで延長となった。

「多くの休業・時短の要請が出ているうえに給付金や手当も少なく、世間では“政府は人命よりオリンピックを優先している”“国民をないがしろにするつもりか”と、多くの不満の声が上がっています。“観客らに対応する医師約200人を無給のボランティアで集める”“ワクチンの接種対象が選手や指導者だけで、ボランティアにいきわたるか不明”という運営も、批判の対象となっています」(前同)

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