■騒動後にオファーをかけてくれたのに…
しかし、『英雄編』が無事クランクアップを迎えた矢先に、今回の騒動が明らかとなってしまった。東出は、またしても長澤らに迷惑をかけてしまったことになる。
最後に、『草の響き』は北海道函館市出身の小説家佐藤泰志氏の同名小説を原作とした没後30周年記念作だが、公開前から水を差してしまう形となった。
「6月1日号の『女性自身』(光文社)によると、『草の響き』は不倫騒動後のオファーだったそうです。菅原和博プロデューサーは“若かりし頃の佐藤泰志の分身のような男が、函館の街を一人黙々と走る。そのイメージを考えた時に、東出昌大さん以外に思いつかなかった”としていました。東出は、こうして目をかけてくれた人にも迷惑をかけてしまったことになりますね」(前出の専門誌記者)
まだ、東出以外のキャストは発表されておらず、キャストのコメントも順次発表されていくものと思われるが、どうしても主演である東出の養育費騒動が印象に強く残ってしまうのは、想像に難しくない。とんだとばっちりである。
『草の響き』と自身について東出は、
「心を病んだ男がそれでも毎日走る理由は、きっと「良くなりたい」からだと思います。そして「良い」とは何なのか。羽毛のように柔らかい函館の西陽を受けながら、皆で作った映画です。楽しみに待っていてください」
と、コメントしていた。
東出も「良くなりたい」と思っているだろうが、その道はまだまだ遠そうだーー。