■“まな板事件”勃発で2時間待ち……
そんな中、ある事件が起こったという。お笑いプロ関係者が話す。
「2回目の放送で『焼肉ソシナ』というトークコーナーが設けられたんです。実家が焼肉店を営んでいる霜降りの粗品さん(28)が、実際に肉をさばいて、ゲストにリクエストされた焼肉を振る舞いながらトークを展開するというコーナーでした。
ゲストに小池栄子さん(40)を迎え、粗品さんが肉の知識を披露するなど、オンエアではトークが盛り上がっていましたね。しかし、このコーナーの収録前に、驚きの“事件”が起きていたんです」
粗品は笑いへのこだわりが非常に強く、スタッフにも高いレベルの要求をして、衝突することもたびたびあるという。そんな粗品ゆえの事件が起こってしまったというのだ。
「“まな板事件”が勃発してしまったんです。粗品さんが当日スタジオ入りし、まな板をチェックしたところ、リクエスト通り、実家の焼肉店が使っているのと同じような大きなまな板が用意されていた。粗品さんも“これでOKです”とご満悦だったそうですが、本番に臨む前にスタッフが気を利かせて、まな板を洗剤で洗ってしまったんです。
これに粗品さんが“ちょいちょいちょいちょい! 何やってるの!?”と声を上げ、“焼肉屋で肉を切るまな板を洗剤で洗うなんてありえない! こんなまな板は使えない、新しいのを用意して!”となったんです」(前同)
コロナ禍の今、少しでも感染リスクを減らそうという思いがスタッフにはあったのかもしれない。また、焼肉店の“常識”は持ち合わせてはいなかったのだろう。周囲は「視聴者には伝わらないことなので、なんとかこのままやらせてほしい」となだめたものの、ディテールにこだわりたい粗品の意見は変わらず、スタッフが急きょ新しいまな板を買いに行くことになったという。
「“まな板待ち”で2時間、コントの収録が止まってしまったといいます。ちょっと普通では考えにくい事態ですよね。そもそも、多忙なメンバーが集まっている番組にもかかわらず、まな板のために2時間も待たされるとなれば、ますます空気はピリついてしまう。
“まな板事件”は粗品さんのこだわりで起きてしまったわけですが、出演者が忙しすぎて、事前打ち合わせがしっかりできず、ぶっつけ本番になることもあるといい、今後もこういったアクシデントは出てくる可能性は高い。加えて、スタッフのテンションも落ちつつある……『新しいカギ』は早くも、崩壊に向かいつつあるのかもしれません」(前同)
始まったばかりの『新しいカギ』、なんとか危機を脱却し、ゲラゲラ笑えるコントを数多く見せてほしいところだが――。