■杏は実母との“12億円骨肉裁判”……

 2020年4月の『週刊新潮』(新潮社)では、女優の(35)の個人事務所の代表取締役である実母が、娘の杏を訴えたと報じた。

 訴訟が提起されたのは2017年のクリスマス。杏は2009年に節税目的で個人事務所『T社』を設立し、ギャラは彼女が所属している大手芸能事務所か個人事務所に入り、そこから“従業員”である杏に給与が支払われるという契約になっていたという。

「しかし、2014年夏に杏は弁護士を立てて母親に“T社を退職して事務所と直に契約する”と通告。調停で杏は、母親が自分に無断で会社のお金を自身の借金返済に充てていると主張したといいます」(芸能記者)

 杏の父親の渡辺謙(61)が白血病で闘病した際、母親はある宗教に傾倒し、4億円もの借金を負ったという報道もある。杏が女優として成功したことで、母親は借金を完済。それを機に、杏はT社から独立することに決めたという。

 ところが、今度は母親が「杏がT社から独立することは“無効だ”」と主張し、2015年に調停を申し立て、2017年末に訴訟に発展。

 母親が求めたのは、杏が個人事務所の従業員であることの確認と、4000万円の支払いだと2020年9月の『女性セブン』(小学館)では報じている。

 その支払いの内訳は、調停の席で名誉を毀損した慰謝料が1000万円。杏がその後も20年間、T社に所属し続けた場合の利益を約12億円と算出し、一旦はそのうちの3000万円を補填するよう求めたというから驚きだ。

「実母から“12億円裁判”を起こされたわけですから、杏も相当なショックを受けたのではないでしょうか。しかし、この母娘による骨肉裁判は昨年、和解という形で決着したといいいます」(前同)

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