芸人YouTuberのはしり・日本エレキテル連合「8年前から毎日更新」「絶対に他の人と違う、という自負はある」(日本エレキテル連合インタビュー#1)の画像
 日本エレキテル連合(左が橋本小雪、中野聡子)

「いいじゃないのぉ~」「ダメよ~ダメダメ」

 おそらく、日本中の誰もが耳にしたことがあるやり取りだろう。

 橋本小雪中野聡子の2人のお笑いコンビ『日本エレキテル連合』は、このコント「朱美ちゃんと細貝さん」で2014年に大ブレイク。その年の『新語・流行語大賞」の年間大賞、Yahoo!検索大賞 2014・お笑い芸人部門を受賞し、日本列島にその名を轟かせた。

 そして、それから。

 2人は何をしてきたのか。何をしているのか。何がしたいのか。

 その根本にあるのは、コントに対する深すぎる愛と覚悟だった――。(第1回/全4回)

―YouTubeチャンネル『日本エレキテル連合の感電パラレル』を開始したのが、2013年の8月。芸人さんでは古参のほうだと思いますが、きっかけは何ですか?

中野「始めたきっかけは、私たちのコントが映像に向いてるんじゃないか、って会社の方に言っていただいて、“YouTubeやってみない?”って。それが2013年。で、やってみたら、自分たちがやりたいことと、結構ハマった感じで、はい」

―2014年元日未明に放送された『ぐるナイおもしろ荘』で「朱美ちゃんと細貝さん」のコントで大ブレイクを果たしました。急に忙しくなって、YouTube投稿は大変だったのではないでしょうか?

中野「メチャクチャ大変でした。毎日上げるっていうふうにしていたので、その時は。必死で……。1日に1週間分撮るんです。5日分撮って、土日はオマケみたいな。NGシーンとかを編集してやってくださるんですけど、1日で5本のコントを作るのは……。」

橋本「(1日5本撮るのはちゃんとできていたんでそのときは)……」

中野「声小さいね!」

橋本「ゴホン、失礼しました。ちょっと人と喋るのが久しぶりで。何言うんだっけ? その時はちゃんと。収録とかいろいろあって、そのまま5本撮るっていうのもあったよね」

―どうやってテレビの仕事と両立していたんですか?

中野「私たちって、固定の仕事っていうよりは、その日その日で毎回現場が違うというか。“変なの”が出てきて、いろいろ試されている感じの出方だったのでバラバラで……。でも、意外と睡眠時間は取れていたっていうか。
 朝起きて、とりあえず車で迎えに来てもらって、その車の中で今日はどこどこに行くって知って。で、化粧しながら行ったりとか」

橋本「白塗りと衣装のセット持っていけば、もうそれで済んでいたんで、とりあえず……」(一同爆笑)

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