■中野「編集やエフェクトが多い奴ほど、元がつまらないんです(笑)」

―お二人で完結している、と先ほどからおっしゃっていましたが、これからどう活動していくのでしょうか。

中野「ライブは大好きなので、ライブで生のお客様に、何のエフェクトもかかっていないものを見ていただくのと同時進行で、今度は編集してやったものを見ていただくのを、もうちょっとやりたい。ちゃんと期間空けずに。やっぱり、コントしかできないので、コントをちゃんと見てもらいたいので」

―YouTubeの動画では、編集や演出が凝っていると感じました。これは、撮っているときから考えている感じですか?

中野「編集のときに足していくことのほうが多いかもしれないですね。“なんとかなる”って思って撮るので。なんとかなるだろうって(笑)。だから、酷いのもありますね、編集する前。編集が多ければ多いほど、かけてるエフェクトとかが多ければ多いほど、元がつまんなかったんだなって(笑)」

橋本「そういうの多いよね」

中野「どんな素材でも何とかしよう、編集の力で。みたいな」

―ほかの芸人さん、コウメ太夫さんが『現代社会の闇を斬る!!「財運フレンドシップパートナーズ」を追え!』に出たり、『MIYOSHI オードパルファム』のナレーションを元フジテレビの山中秀樹さんがしたりしています。他のタレントさんに出てもらうとき、どう依頼しているんですか?

中野「山中秀樹さんは同じタイタン所属で、ものすごく、やっぱりフジテレビのアナウンサーさんで声が素晴らしいので。一流なので。“これは出ていただかない手はない”と思って、お願いしました。
コウメさんは、もともと営業で毎週のようにあっていた時期があって。素材がコウメさんは素晴らしいので。いるだけで面白いので。出ていただきたいなと思って、お声かけさせていただきました」

―役柄や演出について、コウメさんに何か言われることはなかったですか?「お金が欲しい人」というキャラでしたが。

中野「コウメさんは、たぶん何をやっているのかもわかってないと思います。それは、コウメさんが悪いんじゃなくて、こちらの説明不足なんですけど。私たちのコント“こういう話で、これがこうなって“って言っても、たぶんわからないので。あの、”立っていてくださったらいいんで“みたいな感じだったと記憶しています」

橋本「それで完璧にやってくださったから」

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