■中野「とっても深いところまで好きにさせる仕掛け用意してます」橋本「1人で5人に“エレキテル連合の感電パラレルを観なさい”って言ってください」

―バイトができないんですか?

橋本「そう。ほかがもうできない」

中野「なんかずっと同じ作業とはかできるんですけど。シール貼るとか。飲食店とかは無理ですね」
 
―できないですか。

中野「はい。さばけないです。お客さんを」

―最後に、ファンやこれからYouTubeを観る方にひと言お願いします。

中野「ファンのみなさまには、たぶん“私たちのことが好き”って言いにくいと思うんですね。私だったらイヤ(笑)。

 秘め事みたいに楽しんでくださってると思うんですけど、そういう楽しみ方ばっかりさせて申しわけないな、というところは感じているので、ちゃんと堂々と言えるように活動していきつつ、秘め事であるところもちょっと残しながら、いい感じで頑張っていくので、今後ともよろしくお願いします、ということですね。

 これから好きになっていただく方は、きっと先入観を持って見ていらっしゃる方が多いと思うんですけど、その感じで来てください。こっちの思うツボなので。その先入観を持ってきてみたら、とっても深いところまで好きにさせる仕掛け用意しているので。色眼鏡かけて見てくださいって感じです。ぜひよろしくお願いします。すみません、なんかまとまってなくて」

―橋本さんはいかがでしょうか?

橋本「『朱美ちゃんと細貝さん』を子どものときに見てた人が、“あれなんだったんだろう”と思って私たちを探すときに『感電パラレル』を、YouTubeを見てもらって、いまだにコント、キャラクターを作ってるよというのは知ってもらいたいので。これを読んだ人は、1人で5人に“エレキテル連合の感電パラレルを観なさい”って言ってください」

―拡散希望ですか(笑)

橋本「お願いします。拡散で、お願いします」

―(インタビュー終了後)よく考えたら、朱美ちゃんはダッチワイフですもんね。私も最近になって意味が分かったというか。高校生くらいの時に見て “でも人形ってなんだろう”って思っていて。面白いから笑っていたんですけど、あとになって“あっ、『細貝さんと朱美ちゃん』とか『仮出所妻さゆりちゃん』って、そういうことか!”って。

中野「そうなんですよ。アダルトコントなんですよ。だから、それは答え合わせしていただいて、こっちはよっしゃ、って感じですね。2回笑かせたっていう(笑)」

―まさしく、志村さんイズムですね。本日は、ありがとうございました!

 日本エレキテル連合プロフィール

橋本小雪 (左) 1984年11月13日兵庫県出身 特技/相方の世話、イラスト
趣味/カフェ巡り

中野聡子 (右) 1983年11月12日愛媛県出身 特技/日本画 趣味/小道具製作

 2008年結成。徹底的にディテールにこだわったコントで見るものにトラウマを与え続ける人気コンビ。演じるオリジナルキャラクターは約1000、衣装・小道具約10000点を所有している。「細貝さんと朱美ちゃん」のコントで生まれた「ダメよ~ダメダメ」は「2014年新語・流行語大賞」年間大賞受賞。ライフワークの単独公演は2014年より開催。YouTubeのコントチャンネル『感電パラレル』で新作を発表しつづけている。

 彼女たちがライフワークとしている単独公演の今年の開催も決定した。今回のタイトルは「何ダコレハ!」。10月14~17日、東京渋谷・ユーロライブで5公演が予定されている。

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